八王子市障害者療育センター 本文へジャンプ
施設長挨拶

施設長 林 良介

 

  199912月の八王子市定例議会で「八王子市障害者療育センター条例」が可決され、長沼通所センター三階を全面改装し、センターがスタートしたのは200073日でした。ご本人ご家族、地域の肢体不自由養護学校関係者が、首を長く待ち望んでいたセンターということで、開所に至るまでは、ご本人ご家族、先生方を中心とした10年余の運動の成果だったと伺っています。

  初代施設長であります、前任の藤田施設長は、初年度の備品に「スヌーズレン」を導入すべく、八王子市の障害者福祉課担当職員の方と島田療育センターや、横浜の「朋」などを積極的に見学され、奔走されたとも伺っています。

 

  さて、我が国の障害者に対する支援方針は、この数十年で大きく変化してきました。196070年代の、大規模な施設が建てられ保護主義的な支援が行われていた時代から、現在では、脱施設化、地域移行が強く叫ばれるようになりました。しかしながら、それを支える制度は二転三転しています。2003年の支援費制度は財政破綻し、2005年に制定された障害者自立支援法は、2013年には障害者総合支援法として姿を変えることになりました。八王子市障害者療育センターの基本事業も「知的障害者サービス事業」から支援費制度により「障害者デイサービス」に変わり、障害者自立支援法の施行に合わせて200610月より「生活介護」になり、20072月から東京都重症心身障害児(者)通所事業(地域施設活用型)が開始されました。法律が変わり、その度に制度が変わるという状況は、紛れもなく障害者本人やその家族に重くのしかかってきますが、制度がいかに変わろうと支援の根本は変わりません。

「みずき福祉会」は人とのつながりを大切に、全ての人が安心して暮らすことのできる社会を目指しています。八王子市障害者療育センターの運営理念は、One’s Stage「ひとりひとりが輝き」Calm Space「その人にあった心地よさを創る」です。サービスを受ける方が幸せを感じて頂くようにかかわらなければなりません。日々の支援においては、どんな小さな出来事でも「幸せ」であると感じられる、そんな思いになれるように心がけていきます。

 

  現在の日本においては、世界トップクラスの平均寿命、医療の発達、障害に対する理解の広がりなどから、障害は、遠いものから身近なものへと変わりつつあります。しかしながら、虐待や内部留保などの報道が目立ち、障害者福祉への風評は決して良くありません。  

  私たちは、これからも福祉の仕事に誠実に取り組み、その魅力を発信し続けることで、福祉=しあわせ、豊かさであると、社会的認識が得られるように努力をして参ります。